まちなか散歩帖

2018年08月27日 大道芸フェスティバル&ぱてぃお大門周年祭

今週で8月も終わりですね。週末9月1日(土)には、中央通り一帯が歩行者天国になり第21回「ながの大道芸フェスティバル」が開催されます。

 


(画像:第19回の一コマ。ながの大道芸フェスティバル実行委員会様からお借りしました)

 

夜からはぱてぃお大門で周年祭も行われます。

今年のテーマは「クラフトビール&肉コレ」。「肉コレ」では、ぱてぃお大門の各店舗が肉をメインにしたオリジナルメニューをご用意しております。大道芸フェスティバルとあわせてぜひお楽しみください。

 

 

時間帯別にさまざまなミュージシャンの方もお招きしています。

涼しい風が吹き始める夕下がりに緑の中で音楽とごはんとお酒を楽しむ。きっと最高です。

 

(撮影:内山温那)

2018年08月24日 生カス

桜枝町太平堂」のパンが震えるほど好きです。

近くの高校に通っていたのですが、購買でも売られていたので昼食後と部活帰りに毎日食べていました。もう、おいしいとか、そういう次元の話ではなく私の中では「パン=太平堂」です。

入学当初、一番衝撃を受けたのが「生カス」でした。

生クリームとカスタードをはさんだ食パン。

私だけかもしれませんが、最初は何のことだか全然分からなかったこのネーミング。

余裕で注文している先輩達がとても大人に見えたし、そもそも「食パンに好きな味を挟める」という自由度が「あるものの中から選ぶ」しか知らなかった16歳にとってはかなり大人な世界で、初めて注文したときはちょっと緊張した思い出があります。

誰にも披露したことはありませんが、太平堂のおじさんの高らかな「いらっしゃいませ~」と、おばちゃんの独特な「はい、いらっしゃい」はかなりのクオリティでものまねもできます。

 

桜枝町太平堂

2018年08月23日 熱い週末

またまたきました。盛りだくさんな、まちなかの週末。個人的に気になる催しをピックアップします。

 

24日(金)

11:30~
アトリエキノ作品展「スタモンロックミン」個展@はっぱカフェギャラリー(ぱてぃお大門内もりたろう)

18:00~
ワイン&シードルガーデン in ナガノ 2018 @南千歳公園(ポッポ公園)

 

25日(土)

10:00~
あがたまちマルシェ@あがたまちテラス

11:30~
アトリエキノ作品展「スタモンロックミン」個展@はっぱカフェギャラリー(ぱてぃお大門内もりたろう)

12:30~
Art Exhibition 風の記憶 @Dot Hostel Nagano

13:10~
『軍中楽園』初日トークイベント@長野松竹相生座・ロキシー

14:00~
市民演劇ユニットthee朗読公演『父と暮せば』(3回公演14:00/16:00/18:00)@花蔵

18:00~
ワイン&シードルガーデン in ナガノ 2018 @南千歳公園(ポッポ公園)

tokiori企画展 四 『今宵のうつわ』@tokiori

19:00~
寧音掘(ネオンホール)寄席 怪談噺つかまつります@ネオンホール

 

26日(日)

9:00~
移住よもやま話@1166backpackers

11:00~
作る人とつくる店クラクサ最終営業日@ぱてぃお大門

11:30~
アトリエキノ作品展「スタモンロックミン」個展@はっぱカフェギャラリー(ぱてぃお大門内もりたろう)【個展最終日】

12:30~
Art Exhibition 風の記憶 @Dot Hostel Nagano

14:00~
市民演劇ユニットthee朗読公演『父と暮せば』(3回公演14:00/16:00/18:00)@花蔵

15:30~
『菊とギロチン』舞台挨拶@長野松竹相生座・ロキシー

18:00~
ワイン&シードルガーデン in ナガノ 2018 @南千歳公園(ポッポ公園)

 

アトリエキノの「スタモンロックミン」個展は、末次拓実さんという方が学生時代から作り続けているオリジナルキャラクターが一同に展示されているそうです。実は8月11日から始まっていたのですが、なかなか行けず(ぱてぃお大門に何度も行く機会があったのに)。あっとう間に展示最終日が近づいてきてしまいました。

昨年冬、同会場でスーパー戦隊画家マツモトセイイチさんの個展を見てから、個人的にキャラものの展示会は赤丸要チェックになりました。観ていると「シャキーン」とか思わず口走ってしまうようなマツモトさんの戦隊キャラは、色合いも超絶かっこよくて、にやけてしまうくらいとてもわくわくしました。今回の末次さんの個展も楽しみです。

 

そしてぱてぃお大門「クラクサ」の営業も今週末までです!

先週末はsolosoloさんの草木染めオーダー会を開催していました。

個人的にはsolosoloさんの手ぬぐいや靴下もおすすめです。

 

2018年08月22日 熊野神社

先週土曜日の朝方、まちあるきの受付に早めに着いたのでご近所を散策しました。大門南方(大門町は国道406号線を境に「大門上」と「大門南方」とに分かれている)にある熊野神社では、毎年8月17日に行われる秋季例大祭が今年も行われた模様です。

 

 

ほころびやすい旗の角。補強のための縫い目模様がきれいでした。

うまく表現できませんが、なんかかっこいい。

 

 

週刊長野のアーカイブ記事を読んで初めて知ったのですが、この熊野神社のお祭りは長野市内の秋祭りのなかでもトップバッターらしいです。そして祀られている熊野権現さまは「オールマイティーな神様」なのだとか。

週刊長野は信濃毎日新聞の土曜折込に入っている長野市内、飯綱町、信濃町、小川村限定配布の無料新聞なのですが、まちのことに関する情報量がはんぱなくてとても勉強になります。今回の記事は、徳武康彰さんの「足もと歴史散歩」を参考にさせていただきました。

 

 

※上記の文中にリンクを貼りましたが、リンク切れになったらもったいないので以下、「週刊長野記事アーカイブ」より引用

長野市内で秋祭のトップバッターを務めるのが大門町の熊野神社だ。お盆が終わると翌日の8月17日、地元の氏神さんとして、今年も神主のお祓いが行われた。

神楽も踊りも獅子舞もない。神事の後は、町内一同そろって直会(なおらい)をする。健康や商売の弥栄(いやさか)を祈り、絆を深める…。文字どおり、氏子信仰の原形のようだ。

善光寺の参道西側に面しているが、間口2メートル弱で境内もないので見逃してしまう人が大半だ。気が付いても「なぜ、お寺さんの参道に熊野が…」と首をかしげる人が多い。

全国で一番多いのが諏訪神社で6000社以上。熊野をルーツとする神社も3000社以上といわれる。「熊野に縁ある」と伝承される小さな祠や樹木、巨石、珍石などを数えれば何万という数になるはずだ。

古絵図を見ると、かつて諏訪社と熊野社は善光寺の境内にあった。熊野の「浄土信仰」が室町時代以降、善光寺街に波及していた名残だろう。熊野修験者や熊野比丘尼(尼・芸人)が門前を闊歩していたとうかがえる。

「この神社の御利益は何ですか」

「熊野権現さまですよ。オールマイティー、なんでもOKですわ」

北隣の薬局・永寿屋さんの母堂・北沢登志子さんの答えだ。

「軒下の組物彫刻は左甚五郎の作といわれています。旧社殿から移したもの。社殿の下には”神護石”が埋まっていますから、祈ればなんでも成就します」

「して、その石とはどんなもの?」

「社殿は以前、西南裏の鐘鋳(かない)川の淵に鎮座していたのですが、1962(昭和37)年、長野信用金庫の本店(現大門町支店)を拡張するために、今の場所にお移ししたのです。その際、ご覧になった方も多くは鬼籍に入られて…。石が金剛石か瑪瑙(めのう)石か、私は拝見していませんが、当時の神職さんはきっと目撃しているはず」

熊野神社を門衛のように抱えているのが長野信金だ。この地の古い旅館建物を店舗にして、創業したのは23(大正12)年9月1日。なんと関東大震災の当日だ。それから幾星霜。昭和の大恐慌、第2次大戦、戦後の経済混乱、景気の盛衰を乗り越えて、県内庶民金融の雄に発展した。

大揺れのなかで誕生したから、多少の転変にはびくともしない堅実さを誇る。神護石の御利益はまざまざというところか。

(2011年8月27日号掲載)

 

熊野神社

2018年08月21日 オープンアトリエ「風の公園」

上千歳町にあるオープンアトリエ「風の公園」では、一昨日までTOMOYAARTSさんの絵画展が開催されていました。

 

 

TOMOYAさんは、かつて弊社が運営していた「権堂まちづくりセンター」の窓に絵を寄せてくださったり、そこでライブペインティングをしてくださったり、長野七夕祭りの装飾制作に携わられていたこともあった方で、ちょうどそのタイミングと入社が同時期だった私は作品を見るだけで勝手にノスタルジーにかられてしまいました。

 

 

▲「長野七夕まつり」権堂アーケード装飾(2012年)

▲「長野七夕まつり」ごん堂広場に設置した織姫と彦星のモニュメント(2012年)

 

2012年の初版以来好評で、今年3月には3バージョン目が発行された『古き良き未来地図』の原画も会場には展示されていました。

 

 

善光寺門前界隈~長野駅周辺エリアで、昔から使われてきた建物に新たな息吹を吹き込んで使ってらっしゃるお店などが紹介されている冊子です。

 

 

入社当時は土地勘がうっすらしかなくて、常にコピーを手元に置いてお客様からのお問合せや自分のまちあるきに使っていたなぁとか、またいろいろな思い出が蘇りました。今いる空間を忘れて自分の原風景に浸ってしまうような、不思議な魅力がTOMOYAさんの絵にはあるような気がします。

窓の向こうに広がる草むらも作品とあいまってきれいでした。

 

 

帰りにアトリエの外でちょっと立ち話した際、「これ(草)すごいですよね~」とTOMOYAさんがおっしゃるので、条件反射で「雑草ってすぐ伸びるんですよね」とつぶやきそうになった私。でも、「アート、ですよね!」と心からの笑顔でTOMOYAさんが言葉を続けられたので、自分の頭にたらいが落ちてきたような衝撃を受けました。

どんなに取り繕っても普段自分が考えていることや習慣にしていることはぽろりと出てしまうもので、全然かっこつける感じじゃなく「アートですよね!」と表現されたTOMOYAさんは本当に素敵な方だなと思うわけであります。

 

オープンアトリエ「風の公園」

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