まちなか散歩帖

2018年08月24日 生カス

桜枝町太平堂」のパンが震えるほど好きです。

近くの高校に通っていたのですが、購買でも売られていたので昼食後と部活帰りに毎日食べていました。もう、おいしいとか、そういう次元の話ではなく私の中では「パン=太平堂」です。

入学当初、一番衝撃を受けたのが「生カス」でした。

生クリームとカスタードをはさんだ食パン。

私だけかもしれませんが、最初は何のことだか全然分からなかったこのネーミング。

余裕で注文している先輩達がとても大人に見えたし、そもそも「食パンに好きな味を挟める」という自由度が「あるものの中から選ぶ」しか知らなかった16歳にとってはかなり大人な世界で、初めて注文したときはちょっと緊張した思い出があります。

誰にも披露したことはありませんが、太平堂のおじさんの高らかな「いらっしゃいませ~」と、おばちゃんの独特な「はい、いらっしゃい」はかなりのクオリティでものまねもできます。

 

桜枝町太平堂