活動記録

2020年02月18日 まちなか特別委員会

 

本日は勤労者女性会館しなのきで、長野県建築士会ながの支部の「まちなか特別委員会」を開催しました。

今回の会合では、エリアリノベーションの実施に向け、事業スケジュールやファサードのデザイン等について打ち合わせを行いました。

入居予定が現時点である2棟のリノベーションを進めるため、図面を見ながら解体ワークショップなどが検討されました。

また、大工さんや建具職人さんの団体に希望者を募り、事業に参加してもらう等のアイデアも提案されました。

いよいよ動き出す西鶴賀エリアリノベーション。

期待が高まります。

2020年02月13日 建物のライフライン調査③

引き続き設備業者の方にご協力いただき、リノベ対象の建物のライフライン調査をしました。

メーターと配管の接続状況を確認。

実際に水を流すことによって配管の状況を確認するなどの調査を行い、活かせる設備と新設すべき設備を見極め、事業化に向けた準備を進めています。

2020年02月10日 建物のライフライン調査②

 

本日も「西鶴賀エリアリノベーション」の実施に向けた調査を行いました。

今回は大工さんと電気設備業者の方にもご協力いただき、建物の電気配線系統の現状を調査しました。

今回の調査を踏まえ、事業計画を立てるための会合をあらためて行う予定です。

・排水や電気系統の必要な工事の見積もり

・建物の一部を解体するワークショップを行う

などのアイディアが現在出ています。

2020年02月08日 建物のライフライン調査①

 

本日は「西鶴賀エリアリノベーション」実施に向けた調査を行いました。

設備業者の方にご協力いただき、主にリノベーション対象となる建物のライフラインの現状を確認しました。

まずは、給排水設備の現状確認からスタート。

傷んだ畳を剥がし、床板の状況など建物の損傷度合いも調査します。

屋外にあるメーターの設置状況等も調べました。

給排水設備については、実際に水を流して入り組んだ排水管の設置状況をみる等、あらためて複数の建物を対象とした調査をすることになりました。

また、他の設備についても入居希望者の要望をうかがいながら、建築士会ながの支部まちなか特別委員会のメンバーを中心に計画していくこととなりました。

2019年06月09日 第2回『まちなかエリアリノベーションワークショップ』開催

 

長野市中心市街地活性化協議会と長野県建築士会ながの支部は、勤労者女性会館しなのきにて「第2回まちなかエリアリノベーションワークショップ」を開催しました。

 

このワークショップでは、注目を集めている「エリアリノベーション」という手法により、市街地の空洞化に歯止めをかけ、さらにはかつての活気を取り戻すことを目指します。

「リノベーション」とは、住居や店舗を改装することで新たな価値を加えること。それをまちレベルにまで広げ、エリア全体の賑わいを取り戻そうというのが「エリアリノベーション」の考え方です。

まずは新しいテナントを1~3 店舗展開させ、そしてそれらが起爆剤となり、まちなか全体に新しい風を起こすことを一つの目標とします。

 

開会式では、主催者である長野市中心市街地活性化協議会の越原照夫タウンマネージャーが挨拶。

「新築だけのまちはつまらない。今回のエリアリノベーションでは、歴史を生かした多様性のあるまちづくりによって、まちなかの活性化を目指していきたい」

と事業構想を語りました。

続いて、長野県建築士会ながの支部・土倉武幸支部長が「前回のワークショップを踏まえ、建築士会と信州大学工学部学生の皆さんとで、妄想を含めた多様な提案を作ってきました。それを元に皆さんとさらに面白い発想をしていきたい」と挨拶。

そして久米えみ副支部長が一日の流れを説明してスタートしました。

午前の部は、「ポスト平成時代の地方都市とまちづくり」と題し、信州大学経法学部・武者忠彦准教授が講演。

他都市や善光寺門前の事例をもとに、高度経済成長時代の「プランニング」(工学的思考)から持続可能な都市を目指す「アーバニズム」(社会科学的思考)のまちづくりへと時代が移り変わりつつあることを指摘し、「都市らしさ」を生み出すための「ストーリー」の重要性を語っていただきました。

午後の部は、建築士会会員と信州大学工学部学生が「こうなったらいいね まちなかプレゼンテーション」と題し、前回のワークショップで出されたアイデアをもとに、

・エリア全体と個別の空き店舗の活用案

・地域活性化のためのイベント案

を提案しました。

資金計画まで含めた空き店舗のリノベーションプランをプレゼンする信州大学工学部の学生の皆さん。

歴史ある建物や小路など、「まちのお宝」を活用したまちづくりの提案もありました。

プレゼンテーションを受けて、「空き店舗活用」や「お宝発掘イベント」等の内容をグループで議論。

最後に議論内容を各グループごとに発表しました。

「空き店舗の活用」では、飲食店、シェアハウス、寺子屋等、様々な発想が出されました。

地域に集客の核となる魅力ある店舗が必要との意見も出されました。

地元の小学校の皆さんも仲良く公園を活用したイベント案を発表してくれました。

講評で武者先生からは、「事業の実現には、このワークショップに参加してくださった皆さんが主体的に関わっていこうという覚悟が必要」とのアドバイスがありました。

一日を振り返り、閉会の挨拶をする公益社団法人長野県建築士会ながの支部・丹羽正道副支部長。

今回も前回に続いて充実した内容のワークショップとなりました。

ご参加いただいた皆様に感謝申し上げます。

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